私の大好きな本のジャンルなのだ。子供のときに読んだのとはまた違っていて、大人が読んでもおもしろい!最近読んだ本のメモなのだ。
*Amazonのページにリンクしたりしているのだ...
ダレン・シャン
・これはネットでたまたま見つけたんだったかな?うちの母親ともどもはまってしまった(~_~)。吸血鬼の話で、まさに奇想天外!ちょっと気持ち悪いところもあるけど、全然想像付かない展開だ。読み終わってしまってさびしい〜。全12巻なのだ。
ダレン・シャン(著) 橋本恵(翻訳) [小学館]
ネシャンサーガ
・これもおもしろいぞ。結構厚い本が3冊〜。ジョナサンという少年が眠っている間に見る夢の世界(ネシャン)があって、そっちの世界のヨナタンという少年は、眠っている間にジョナサンの世界を夢としてみるのだ。結局ふたりはひとりで、ヨナタンとしてそっちの世界を救うために活躍するのだな。杖がキーワードかな。作者はコンピュータ・ソフトの設計をやっていて、無味乾燥なデータの世界から逃避するために書き始めたらしい。ふーむ。
ラルフ・イーザウ(著) 酒寄進一(訳) [あすなろ書房]
崖の国物語
・「はるかはるか遠い世界。」で始まる物語。「崖の国」には海が無く、岩の園からにょきにょき生えてくる浮遊石を積んだ飛空船という船で空を飛ぶ不思議な世界。外伝以外は結構厚くて読み応えがあるけど、おもしろくてあっという間だ。イラストもいいな。
・1巻から3巻は、トウィッグという少年の冒険物語。父親は「雲のオオカミ」という空賊の英雄で、トウィッグも空賊の船長になるのだ。外伝の「雲のオオカミ」は、その名前が付いた、少年時代の初冒険話。4巻はその「雲のオオカミ」クウィントが父親の友達の元で事件に巻き込まれる少年時代の話。トウィッグの母親も登場する。5巻は、3巻のその後50年ほどたった崖の国の話。主人公はルーク。年取ったトウィッグも登場する。まだ続くらしいな。期待!
・ものすごーくいろんな生き物が登場するけど、私が好きなのはオオハグレグマ。なりは大きくて力持ち、大きな牙もあるけどとってもやさしくて勇気があるのだ。他にも恐ろしい生き物がたくさん。ハラハラドキドキ…。
ポール・スチュワート(作) クリス・リデル(絵) 唐沢則幸(訳) [ポプラ社]
ドラゴンの眼
・これは、あの有名なスティーヴン・キングが、娘のために書いたファンタジーなんだって。外国のおとぎばなしによくある設定なんだけど(王子がわるい魔法使いを倒すみたいな…)、これがなかなかおもしろい。人間味あふれると言うのか?登場人物それぞれの気持ちとか複雑な思いがとってもよくわかる。よくあるおとぎばなしとは違うぞ。さすがベストセラー作家だ。大人が読んでもとっても面白い。上下巻あるのだ。
スティーヴン・キング(作) 雨沢泰(訳) [アーティストハウス]
人間になりたがった猫
・結構古い本なのかな?魔法使いに育てられた猫のライオネルが、人間になりたがって、魔法で人間にしてもらうのだ。この魔法使いは人間が大嫌いなんだよな。外見だけ人間になったライオネルが街に行って、おおさわぎ…。ちょっと皮肉っぽいけどおもしろかった。劇団四季のミュージカルにもなっているらしいな。
ロイド・アリグザンダー(作) [評論社]
ネズミの時計屋さん ハーマックスの恋と冒険
・ネズミのハーマックス・タンタモクはとっても几帳面な時計屋の修理やさん。人間と同じような社会で、ネズミとかイタチ、リス、モグラたちが暮らしている。タンタモクは、別に冒険とかしたいわけじゃないけど、いつのまにかいろんな事件に巻き込まれちゃう。大人のために書かれたファンタジーって感じかもね。タンタモクのペットはテントウムシのターフルなんだけど、1巻2巻ではあまり活躍しないけど、3ではいろいろ活躍するのだ。スパンコールを使って催眠術かけたり、トランプの手品を覚えたり。
・この作家の人の愛猫の名前がライオネルで、ドラゴンの眼の翻訳者と同じ人だった。なんか偶然…。それから、出張中の奥さんにEメールで送った物語が始まりで、だんだんと話題になって、本になんだってさ。すごいねー。
マイケル・ホーイ(著) 雨沢泰(訳) [ソニー・マガジンズ]
サジュエと魔法の本
・珍しく?日本人が書いたファンタジー。この人公務員らしいな。本屋さんで「日本にもファンタジーがあった!」とかなんとか書いてあって、ほほー、どれどれ…と読んでみたのだ。なかなかおもしろかった。3年とか5年とかかかって書いたらしく、出だしの部分はなんかいまいちに感じたし、私は下巻のほうがかなり面白かったので、書きながらどんどんうまくなったみたいだ。次回作に期待しよう。
伊藤 英彦 (著) [文芸社]
指輪物語
・原作が書かれたのは、結構古いんだよな。歴史書みたいな物語だ。その後のいろんなファンタジー作品に影響を与えているみたいだな。「ロード・オブ・ザ・リング」というタイトルで映画になったけど、どうしても映画だと時間の制限があるから、映像化しきれないよな。(と、言っても、この映画はすばらしいー。ここまで映像化できるなんて!DVDも買ったもんね)映画を見に行く前に本を読んだ。だから時代とか設定が、すごくよくわかったぞ。本当にあったできごとを本にしたんじゃないかと思うほど、本当に細かいところまで考えられていて、丁寧な描写で、本当にすごい本だった。映画も観たいけど、本もまた読みたい。新版が出ているな。そのほうが読みやすいかも。昔出版されたものは、文体が古くて最初は結構読みにくいのだ。
J.R.R.トールキン(著) [評論社]
ホビットの冒険
・「指輪物語」の前の話。普通は冒険なんてしないホビットの、ビルボ・バギンスの冒険物語。指輪物語の中で、ビルボが執筆しているな。これを読むと、どうしてビルボが指輪を持っていたのかがわかる。
J.R.R.トールキン(著)[岩波書店]
ナルニア国ものがたり
・これは「天国の本屋」を読んだら、そこに出てきたので、調べてみたら7巻まであったから全部読んでみた。子供の頃に読んだ記憶はないなー。でも読んだかも。これも結構古い本だよな。なのにちっとも古臭い感じがしない。予測が付かない展開で、子供じゃなくてもおもしろい。全部読むと、ナルニア国の始まりから終わりまでがわかるのだ。やっと映画化されたみたいだな。今まではたぶん技術的に映像化できなかったんだろう。かなり非現実的な話だもんね。映画もとっても楽しみだ。
C.S.ルイス(著) [岩波書店]
ハウルの動く城
・おもしろかったぞ。この作家の別の魔法使いシリーズも読んでみたけど、こっちの方がおもしろかったなー。全部は読んでいないけどね。読んでいくとどんどんいろんなことがわかってきて、最後にはすっきり納得って感じだ。2巻目の「アブダラと空飛ぶ絨毯」は、ハウルが主役じゃなくて、ソフィーもちょっとしか登場しなかった。
・あとから映画の「ハウルの動く城」をみたら、全然違っていて、私は原作のほうがずっと面白かった。特に、私の中の火の悪魔のイメージとはまったく違うな。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(著) [徳間書店]
ハリー・ポッター
・いまさらだけど、すごい本だよな。この本子供向けとは言え、結構奥が深い。いい人と悪い人という区分けがなくて、ハリー・ポッターだってコソコソインチキくさいことするし、悪い嫌なやつだと思っているドラコは意外と悪ぶっているけど悪人になりきれていなかったり…現実の世界でも誰だってずるいことしたりするだろうし、本当の心底悪人って実は少ないんじゃないかな。現実は結構残酷なことがたくさんあるし。この本のストーリーは、現実みたいにとっても残酷で複雑な世界だと思った。7巻で終わりらしいけど、6巻まで読んだら、あと1巻だけで本当に解決するのだろうか?という状態だ。終わったらさびしいかもね。7巻の結末はもう書いてあって、金庫に保管されているらしいよね。また今度1巻から全部読んでみたいなー。→読んだよ!第7巻!一気に読んだ。すごい!映画もいいけど、みんな本を読んで〜!
J. K. ローリング(著) [静山社]
天国の本屋
・不思議な雰囲気の話だ。確かこの本は、とある本屋さんが店頭に置いたら口コミで突然売れたんだよね。その話をどこかで聞いて、ぜひ読んでみたいと思っていたら歯医者さんに置いてあって、待っている間に数回に分けて読んだんだ。本屋さんでは朗読サービスをしているので、この本の中に、私が昔読んだいろんなファンタジーの一節が登場するんだ。ほとんど読んだことがあるものだったけど、「ナルニア国ものがたり」だけ知らなくて、それで読んだのだった。「恋火」ってやつは、映画にもなっていたな。その映画は、「天国の本屋」と「恋火」が混ざっていたけど。
松久淳+田中渉(著) [かまくら春秋社]
バーティミアス
・本の終わりに、翻訳した人の言葉が載っていて「やっとハリー・ポッターを超える作品が出た!と思った」って書いてあった。確かにとってもおもしろかったぞ。ハリーポッターとは比較できないけどね。「サマルカンドの秘宝」を読み始めてすぐに「めっちゃおもしろい〜」と思って、一気に読んだよ。「ゴーレムの眼」は、ちょっと怖かった。(^_^;)「プトレマイオスの門」は、ちょっと悲しいような、深〜いストーリーだ。子供向けとは言っても、きっと読んでもわからないというか難しいのじゃないだろうか。赤と青と黄色の3冊の本なのだ。
ジョナサン・ストラウド(著) [理論社]
宮沢賢治
・ちょっと難しいよな。奥が深いと言うのか…。青空文庫からダウンロードしてZaurusで読んだ。
新美南吉
・なんといっても「ごんぎつね」。子供のとき読んで悲しかったけど、とっても印象に残っていた。1回は読んだほうがいいぞ、とおすすめするよ。これも青空文庫からダウンロードしてZaurusで読んだ。
ストラヴァガンザ
・また面白い本めっけたー。「ストラヴァガンザ」ってのは時空を超えて旅をする人のこと。…と言ってもそれだけじゃ何ことかわからんだろうな。21世紀のロンドンから16世紀の、イタリアに似ている「タリア」という国に、なぜか行ってしまう。よくある話かと思いきや、全然違ったね。単純な勧善懲悪でもないし、奥が深〜いのだ。
メアリ ホフマン(著) [小学館]
霧のむこうのふしぎな町
・図書館で、棚に無かったので中を見ないで借りたら、ちょっと小さい子向けだったな。でも意外と面白かったよ。字も大きかったし、長くないから一気に読んだ。珍しく日本人の書いた本。
柏葉幸子(著) [講談社]
ファーガス・クレインと空飛ぶ鉄の馬
・「崖の国物語」と同じ作家&挿絵&翻訳で、崖の国物語よりは少し子供向けの本。「ファニー・アドベンチャー」ってシリーズみたいだな。
ポール・スチュワート(作) クリス・リデル(絵) 唐沢則幸(訳) [ポプラ社]
つくもがみ貸します
・日本人が書いたファンタジーでおもしろいのがあったんだ。設定は江戸時代。古道具屋にはいろいろなものが集まっていて、作られてから100年経つと妖怪?じゃないと思うけど、「つくもがみ」ってのになるんだって。いろんな道具たちが、人間にはわからないように夜中に集まって話をしたり、事件を解決しようといろいろ動き回る…。ほのぼのした感じで、とってもおもしろかったー。この人のほかの本も読んでみたい。
畠中恵(著) [角川書店]
ガフールの勇者たち
・ふくろうが主役の物語。たぶん人間が滅びていなくなった後の世界みたい。結構面白いぞ、冒険もの。映画にもなったな。本とは設定?ストーリー?が違うらしいけどね。私は文庫本で読んでいるんだけどまだ全部出版されていない。早く読みたいよ〜。もともと15巻まであるらしいな。
キャスリン・ラスキー(著) 食野雅子(翻訳) [メディアファクトリー]
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